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CS眼科クリニック

近視進行抑制治療

近視進行抑制治療画像01

近視とは

近視進行抑制治療画像02

近視は、目のピントの合う位置より後ろに網膜がある状態です。
成長にともない目の奥行(眼軸長)が長くなると近視の度が進行し、裸眼視力が低下していきます。
ご両親のどちらかが近視だったり、屋外活動の時間が少なかったり、近くを見る時間が長いと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。
そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

ムンテラ画像
▲子どもの近視と治療に関して、
宇井院長が監修している動画です。

当院の治療方法とは

当院が取り組んでいる治療法は3つです。

オルソケラトロジー

特殊にデザインされた酸素透過性コンタクトレンズを用い、角膜(黒目)を平坦化して視力を矯正する方法で、近視の進行抑制効果が認められています。従来のコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝るときにレンズを装用し、日中ははずします。補正した視力は一定時間維持され、日中は裸眼でもよく見えるようになります。レーシック手術は不可逆的な治療で18歳未満は受けられないのに対して、オルソケラトロジーは慎重処方を条件に20歳未満でも可能で、治療をやめればもとの視力に戻る可逆的な近視矯正法です。お子さんへの処方は、本人の成熟度と保護者の方の十分な協力、定期的な目のチェックが重要です。

オルソケラトロジー装着前
装着前
オルソケラトロジー装着中
装着中
オルソケラトロジー装着後
装着後

はじめるにはまずオルソケラトロジーが適応となるかどうかの検査を行います。近視・乱視の度数、眼の病気の有無、涙液の検査などで問題が無いかどうかをチェックします。
角膜形状に合ったテストレンズを選んだ後、トライアル装用を行い評価します。トライアル装用にはお時間がかかりますので、そのためのご予約が必要です。

こんな方におすすめ

  • お子さんで近視進行を抑制したい方
  • スポーツをされる方
  • 職業上、メガネやコンタクトレンズを使いにくい方
  • レーシック・ICLなどの外科的術に抵抗のある方

メリット/デメリット

メリット
  • 日中の裸眼視力の改善:夜間に装用するため、日中は裸眼で過ごせることが多く、視力矯正が不要になります。特にスポーツや水泳など、メガネやコンタクトが邪魔になる活動に便利です。
  • 近視進行の抑制:オルソケラトロジーは、子供の近視進行を抑制する効果があります。世界中から、高いエビデンスレベルで眼軸長の進展抑制が報告されています。
  • 異物感が少ない:日中にハードコンタクトレンズを装用する場合と比べて、夜間の装用はまばたきの影響が少なく、異物感が軽減されることが多いです。
デメリット
  • 効果の持続性が一時的:オルソケラトロジーは角膜形状を一時的に変化させるだけなので、装用をやめると数日から数週間で元に戻ります。毎晩装用し続ける必要があります。
  • 定期検診が必要:定期的な検査やレンズの交換も必要です。
  • 適応できない人もいる:角膜の形状や厚みがオルソケラトロジーに適さない方もいます。また、強度の近視や乱視には効果が限定的であるため、必ずしも全ての方に適応があるわけではありません。
  • 感染症リスク:夜間装用のため、レンズの清潔な管理が重要です。手入れが不十分な場合、感染症や角膜炎のリスクが増加します。
  • 視力の安定に時間がかかる場合がある:個人差がありますが、視力の安定化に数週間かかる場合があります。また、日中の視力が安定せず、夕方頃にぼやけることもあるため、慣れるまで時間がかかる場合があります。

治療の流れ/治療にかかる費用

  1. 適正性査

    オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を確認するために適応検査を行います。

  2. トライアル装着

    2回目の来院時、クリニックにて40分間、目をつぶった状態で過ごした後フィッティングを確認します。
    レンズを外し、裸眼の視力を測ります。

  3. お試し装着
    (約1か月間)

    3回目の来院時、個々の患者様の眼の状態に合わせた専用レンズを装用します。
    装用のための練習とケアの方法を身につけていただきます。

    お試し費用 ・専用レンズの使用料
    ・初回ケア用品
    44,000円(税込)
  4. 治療の継続

    お試し装用に満足され、このまま治療を継続する場合は、追加費用のお支払いが必要です。

    治療の継続を希望するかどうか決めてください。

    治療継続費 ・専用レンズ代
    (専用レンズの破損交換保証付き(1年以内、片眼につき1回))
    両眼 130,000円(税込)
    片眼  70,000円(税込)
    別途レンズケア用品代
  5. 定期検査の受診

    治療を継続している間は、3かごとに定期検査の受診が必要です。
    ※治療を継続しない場合、専用レンズを返却していただく必要があります。
    ※治療効果には個人差があり、眼の健康状態などにより治療が行えない場合もあります。

その他の費用

レンズの紛失 33,000円/1枚
レンズの定期交換
※原則で2年後の交換をお勧めしています。
33,000円/1枚

注意事項

  • 本治療は保険の対象外、自由診療となります。
  • 本治療中に、眼科医が必要と判断した場合は、その疾患に対する眼科的治療を受けてください。
  • 医療費控除の申請が可能です。当院から発行した領収書は大切に保管してください。
  • オルソケラトロジーは定期検査が必須の治療です。普通のコンタクトレンズと異なり、治療を中止する場合は必ずご返却いただくものです。

点眼治療

低濃度アトロビン点眼薬

低濃度アトロピン点眼薬は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的にSingaporeNationalEyeCentre(SNEC:シンガポール国眼科センター)の下記の研究に基づいて開発・製造されています。日本でも同じ点眼による治験が進んでいます。


統計グラフ

低濃度アトロピン点眼薬は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意な効果が確認されている治療法の一つです。最適な超低濃度のアトロピンを点眼することにより、近視の進行スピードを抑え、同時にアトロピン1%点眼薬のような不快な副作用や近視のリバウンドを回避します。


0.025%製剤は0.01%製剤と比べ、より優れた近視進行抑制効果をすことが確認されていますが、0.01%製剤よりもまぶしさを感じやすくなる場合があります。

低濃度アトロピン点眼薬の特徴

  • この薬の本来の作用により、一時的に瞳孔が大きくなりまぶしく感じることがあります。
  • 目の遠近調節機能(手元を見る作業)にほとんど影響を与えません。
  • 毎日必ず就寝前に1滴点眼するだけの簡単な治療法です。
  • 点眼だけで視力矯正はできません。近視のお子さんは眼鏡やオルケソラトロジー・ソフトコンタクトレンズでの矯正が必要です。
  • 各容器(1本・5mL)は両眼に約1ヶ間の使い切りとなっています。
  • 本製品はGMP(医薬品製造管理および品質管理基準)準拠の工場で製造されています。

※近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、継続して使用することで何もしないと比べ近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。

こんな方におすすめ

点眼のイメージ
  • 近視が発症していなくても、親御さんが近視のお子さん
  • 18歳以下の近視の方
  • 3か月毎の定期通院が可能な方

メリット/デメリット

メリット
  • 近視の進行抑制効果
    低濃度アトロピン点眼は、特に小児期からの近視の進行を遅らせる効果が確認されています。これにより、強度近視のリスクが減り、将来的な近視による眼疾患を防ぐことが期待できます。
  • 手軽な治療法
    点眼治療は、外科的な処置が必要なく、毎日の点眼だけで進行抑制効果が得られるため、比較的手軽に始められます。
  • 副作用が少ない
    低濃度のアトロピンを使用するため、副作用が少ないです。他の濃度に比べて瞳孔拡大や光過敏などの副作用が軽減されます。
デメリット
  • 点眼の継続が必要
    低濃度アトロピン点眼は継続的な治療が必要です。毎晩の点眼が習慣にならないと効果が得られにくく、治療の中断で進行抑制効果が失われる可能性もあります。
  • 費用負担
    低濃度アトロピン点眼は保険適用外の治療で、自己負担での購入が必要です。長期間にわたる治療となるため、費用がかかります。
  • 効果に個人差がある
    すべての子供に同じ効果があるわけではなく、個人差が見られます。また、治療をやめた場合、近視の進行が再開することもあるため、効果を持続するには長期的な治療が求められます。
  • 軽い副作用
    低濃度であるため副作用は少ないものの、一部の患者ではまぶしさ(光過敏)や調節力の低下(ピント調節がしづらい)などが認められる場合があります。

治療の流れ

  1. 検査・診察

    お子様の視力や目の状態などを検査・診察します。

  2. 処方

    診察後、ご希望があれば低濃度アトロピン点眼(目薬)を処方します。

  3. 治療の継続

    処方後は1ヵ月~3ヵ月毎に検査、診察のため受診いただくことをお勧めいたします。

費用

低濃度アトロビン点眼薬
マイオピン0.01% 1本 3,700円(税込)
マイオピン0.025% 1本 4,000円(税込)

※2回以降は一度に3本以上処方することも可能です。

多焦点コンタクトレンズ

オルソケラトロジー治療が難しい方に、第3の選択肢としてご提案している治療法となります。

眼の中での光の焦点の結ばれ方が、眼球の形成に影響を与えます。多焦点ソフトコンタクトレンズはレンズ中央部分で、網膜中心に光の焦点が合いますが、レンズの周辺部分に向かって加入度数を増して、網膜の手前でピントが合うように設計されています。周辺部の網膜の焦点ボケを軽減することで眼軸が伸びるのを抑え、近視進行が抑制されると考えられています。

多焦点コンタクトレンズの特徴

  • ソフトコンタクトレンズなので、装用時の異物感が少ないです。
  • 近視が強いために、オルソケラトロジーの適応範囲を超えたお子さんにも使えます。
  • 1日使い捨てなので、衛生面や管理も比較的安全です。
  • スポーツの時にも使えます。
  • 乱視用のレンズはありません。

適応の方

  • 近視進行抑制治療を受けたいが、オルソケラトロジーが無理なお子さん
  • 親御さんの目の届かない日中に装用することになるため、取り扱いに不安があるお子さんへの処方はお断りしております。
  • 定期的に検査に来ていただける方

費用

1ヶ月のレンズ代 片目につき
3,960円(税込)
  • 当院では、シード1DayPureEDOF(MID)を処方しています
  • 処方箋のみの発行はいたしておりません。
CS眼科クリニック
診療科目
一般眼科、小児眼科・斜視、網膜硝子体、緑内障、眼科成人検診、コンタクト処方
住所
東京都文京区本郷3-15-1 美工本郷ビル5F・8F
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初めてのコンタクトレンズ装用をご希望の方は、お電話でのご予約をお願いいたします。
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休診日 火・日・祝
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※毎週月曜日午後 木下医師の近視外来があります。

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